キッチン周辺の造作家具達

レポート 2021.12.23

キッチン周辺の造作家具達

さいたま市O邸にキッチン周りの造作家具が設置されました!以下の写真は着工前にCGでシュミレーションしたものです。
既製品のI型キッチンの手元を隠すように腰壁でコの字型に囲い、囲いと一体になった4mのダイニングテーブルです!

ウォルナットのテーブルはディテールにもこだわりがあります。天然の突板張りの天板の小口面には5mmに割いた無垢材を張り込んで突板の剥がれやぶつけた時の傷の防止をしてくれます。
脚と天板には隙間を開けて、天板が軽やかに見えるようにしています。

背面のカップボードは、壁面に溶け込ませるようにしています。天井の間接照明部の背面にも同色材を入り込んで統一感を出しています。

カウンターの天板もメラミンの巻き込み仕上げで扉と同色で一体感があります。

下の写真はCGのイメージのように手元灯として照明を入れ込むため、家具に彫り込んであります。既製品では出来ないところですね!

お揃いでトイレの手洗い収納も制作してもらいました。同色のクロスが貼られたら手洗いの陶器が際立ちそうです。

下の写真はキッチンの腰壁の笠木部分。一回り小さな立ち上がりをつけてあります。この後天端に同色の焼付塗装をしたスチールの薄い笠木を乗せていきます。

今回紹介したキッチン周りの造作家具達ですが、メインのキッチンは実は使い勝手の良い既製品を採用しています。
リビングダイニングからの視線からは全体のコーディネートを崩さないように造作家具とした実例でした。

下の写真は家具工事ではありませんが、大工さんが頑張ってくれました、キッチンの換気扇の天井を掘り込みダークブラウンのメラミン材を張り込んでいます。
天井高2200に下げながら、既製の換気扇の取り付け高さを確保しています。出来上がりはまた別の機会にご紹介させていただきます。