bond omiya
埼玉県さいたま市 | カーディーラー
C-002-B
全国で高級輸入車の販売及びカスタムを行うボンドグループの新店舗大宮店の計画。
元々カーディーラーであった建物の居抜き物件のリノベーションであるため、展示スペースも天井高があり、事務所や整備工場も併設されています。
ボンドグループは主に車高の低い車の展示が多く、現在の居室の天井高では空間に置かれる車とのバランスが悪く、展示される車を照らす照明のコントロールも難しい。
そこで、空間の開放性を保ちながら、吊り下げ式の照明器具(ハニカムシーリングライト)を提案させていただきました。
木製の六角形(ハニカム)のユニットを繋ぎ合わせ、その中に調光調色の可能なベースライトを埋め込んでいきます。プレカットした木材の六角形の交点は全て同形状のスチールの金物で出来ています。
交点金物の上下を反転させることで、六角形に上下の起伏を作り出します。ボンドグループは日本全国に店舗を構えるため、様々な空間形状の店舗でも六角形の組み方により組み上げることのできる、セルアグリゲーション方式を採用しています。
主に新古車を扱うため、ショールームに展示される車両のボディーカラーは様々であるため、2700ケルビン~6500ケルビンの色温度の調色を行うことで展示車両のボディの発色を引き出すことが可能です。
世界中のカスタムホイールを展示するための壁面には各ブランドの欧州車のP.C.Dに合わせてプレートを制作し、交換可能にしています。
車を購入するだけではなく、カスタムするユーザーが半数を占めるため、商談に集中できる様、壁面で囲まれた専用ブースを設けています。
この店舗に限らず、全国各地でもお店の世界観を感じていただけるように、使用する材料やシステムを定型化したプロジェクトです。
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建物用途 | カーディーラー |
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延床面積 | 369㎡ |
竣工 | 2020年6月 |
設計・監理・施工 | TAGKEN |
竣工写真 | 今村壽博 |
新聞掲載 日刊木材新聞2020年6月27日