磨くためのライティング 照度検査~引き渡し
レポート 2021.11.04
以前の記事でご紹介した「磨くためのライティング」の現場(bond body)が完成に近づいてきました。
照明を天井だけでなく壁面にも設け、車の側面にもまんべんなく光量が届くようにしています。
まずはベースライトの照度を照度計を使用して確認作業を行っていきます。
車の側面付近の壁面周囲の光量は1700~2000lxと、計画通りの照度が出ていることが確認できました。
続いては裏の磨きスペース、ベースライトの他にタブレット端末により調光色可能なスポットライトを併設しています。
ゲートウェイというシステムを用いて、ブースごとに調光調色ができるように設定を行っていきます。
これらのタブレット端末やリモコンを使用して職人さんが設定を変更できるようにしていきます。
まずは1つ1つの照明器具をブルートゥースを通してコンピュータで認識させてグルーピングの設定を行っていきます。
手に持っている小さなチップがIPアドレスの記憶とBluetooth機能を持っており、万が一機械が故障した場合でも、このチップを新しいものに移設すれば以前設定したプログラム通りに動作してくれます。
設定が出来た所でスポットライトの照度確認です。ベースライトと併用すると5000lxを越えます。
スポットライトのみの照度もMAXで4000lx程度確保できました。
スポットライトの色味を変えながら、着工前に実験をした内容通りのものが出来ているか職人さんに確認してもらっています。
照明による効果で近未来的な空間に仕上がっていますが、作業時に効果があるかは職人の目でしか判りません。
お~!と声と共に見たい傷が見えたとの言葉を頂き、胸をなでおろしました。
最後に各ブースでの調光調色の操作説明をさせていただき、無事に引き渡しとなりました。
早速来週ハイテクブースの雑誌取材も入っているようです!